■縄文時代■
長竹遺跡<ながたけいせき>-まるごと埋まったムラ-
長竹遺跡周辺
遺構・遺物がまるごと埋まっていました。特に全国でも環状盛土を広い面積調査したことは初めてで、当時の生活を復元するための貴重な情報が得られました。
見つかったものは、環状盛土遺構<かんじょうもりつちいこう>、竪穴住居跡(赤い床の建物跡など)、土壙<どこう>(墓穴など)など
第3次調査区の様子
出土したものは、土器、石器(石斧<いしおの>・磨石<すりいし>)、土製品(耳飾<みみかざり>・土偶<どぐう>)、石製品(石棒<せきぼう>・石剣<せっけん>・独鈷石<どっこいし>)など。
遺物の量は非常に多く、コンテナ箱(27リットル入り)3000箱を超える見込みです。土器は完全な形のものが、お墓に供えられていました。土偶や石棒など祭祀<さいし>(まつり)の道具も出土しています。
原始・古代目次