■奈良・平安時代■
土器づくりのムラ
調査区全景
竪穴住居跡(集落中央)
水深遺跡は奈良・平安時代のムラの跡です。この遺跡の発掘調査では竪穴住居が49軒、井戸が7基見つかりました。
ここで特徴的なのは、土器を焼いた窯が見つかったことで、県内では珍しいものです。8世紀前半のもので、平面形は円形・方形・楕円形などいろいろな形をしています。
土器を焼いた窯 |
土器捨て場 |
窯の大きさはおよそ長さ2m×幅1mで、深さは50cm程度です。中には焼けた土や炭が詰まっていました。周辺では焼き損じた土器のかけらの捨て場が見つかっています。
※写真は埼玉県教育委員会提供
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