■縄文時代■
赤い床の建物跡
赤い床の建物跡
南盛土では、床に焼土を敷き詰めた建物跡を7軒発見しました。後期後葉~晩期初めのものです。
規模
正方形で、最大のものは一辺約12mの大きなものです(一般的な住居は5~6m)。
炉(いろり)
灰には焼骨が混じります。炉床は異様なほど焼けていて、何回か作り替えしているようです。
床
石棒・磨石など
ミミズク土偶
床には焼土が一面に見られます。焼土は厚いところで約10cm、壁際で盛り上がります。炉で作った焼土を敷き詰めたものと思われます。赤い床や祭祀(まつり)の道具の出土から、普通の住居とは違う使われ方をしたものと思われます。
そして、住居跡からは土偶や耳飾りなど特殊な遺物が出土しています。また、家の隅や入り口に、ほぼ完全な形の土器や石棒を配置しています。
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