■古墳時代■
宮西塚<みやにしづか>の出土品
出土品は、鏡、馬具(杏葉<ぎょうよう>・辻金具<つじかなぐ>・轡<くつわ>)、ガラス玉・埴輪片などで、古墳時代後期(6世紀中頃)のものと考えられています。
鏡
鏡 |
鏡の図面 |
鏡は、国産の方格四獣鏡<ほうかくしじゅうきょう>で直径13.5cm、一部欠けています。中央に紐を付ける鈕<ちゅう>がありその周りを方格で囲み、さらに外側に2本足の獣を4匹描いています。
轡
轡は、馬の口に取付け、馬を制御するものです。これは外側の金具(鏡板)で長さ約12cmほどです。鉄の地金に金銅の板をかぶせたもので、斜格子の文様・5つのトゲを持つ鉄地金銅張鐘形鏡板付轡<てつじこんどうばりかねがたかがみいたつきくつわ>といいます。馬具 轡 |
同左 断面図 |
杏葉
杏葉は、鉄製の地金で飾りのない楕円形にしたものを金銅板で覆ったもので幅約9cmです。鉄地金銅張<てつじこんどうばり>の素環杏葉<そかんぎょうよう>と言います。
辻金具は鉄地金銅張で十字形をしています。幅約10cm。4は文様が無く、5~7は中央に花弁を表現しています。
馬具(1~3杏葉 4~7辻金具)図面
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