茶の湯
お茶を飲むときの茶碗
湯釜<ゆがま>・織部黒香茶碗<おりべぐろくつぢゃわん>
・茶入<ちゃいれ>
お茶はコーヒーとともに世界的な飲みもので、お茶を飲む習慣は中国ではじまったといわれています。
騎西城の発掘調査では、茶の湯に使った茶碗やお湯を沸かす湯釜<ゆがま>、お茶の葉の粉末をいれておく茶入などが見つかっています。
このほか、懐石料理(茶の湯でお茶を飲む前に食べる料理)に使われた、茶碗や皿・漆塗りのお椀などがたくさん見つかっています。
見つかった茶碗や皿は瀬戸美濃(愛知県・岐阜県)や備前(岡山県)・唐津(佐賀県)で焼かれたものや、中国で焼かれたものもあり、当時の交易の広さに驚かされます。
騎西に住んでいた武士たちも戦いばかりでなく、社交をかねた教養を身につけるため、茶の湯を盛んに行っていたのでしょう。