騎西の町場を探る
江戸時代の町場の道は、現在の道とほとんどかわっていません。道の両脇<りょうわき>にはたくさんの家が軒を並べ、ここでは月に6回も市が開かれていました。
町場の東には大英寺<だいえいじ>があり、そこから西に向かって道がのび、町場のはずれには浄楽寺<じょうらくじ>と玉敷神社<たましきじんじゃ>が書かれています。また、善応寺<ぜんのうじ>の前には西門があり、町場の警護をしていたようです。
善応寺や実乗院<じつじょういん>は現在でも騎西中学校の南側にあります。東光院<とうこういん>は今はありませんが、その跡地には薬師堂<やくしどう>が建っています。そして、騎西中のテニスコートは騎西城の家老だった服部清兵衛<はっとりせいべえ>の屋敷があったところです。