山車を組み立てる
山車は祭礼のおよそ1週間前から組み立てが始ります。以前は、「かしら」という職人が組み立ての技術を継承していて組み立てにあたったが、近年は町内会の人たちも組み立てを手伝うようになりました。
山車は祭礼が終わると分解して部分ごとに保管されます。
【1】初めに車輪の部分を組み立てる。
【2】組み立ては、部分ごとに部品を広げる。
【3】部品は位置が分かるように記号がついている。
【4】台車、土台をロープで結束する。
【5】台車、土台はロープで堅牢に結束される。「かしら」ならではの技術である。
【6】土台まで組み上がる。曳き廻すことができるようになる。
【7】土台の上に囃子座(はやしざ)下の束(つか)を組み立てる。
【8】囃子座を乗せる。
【9】二層の骨組みの組み立てを行う。
【10】三層の骨組みの組み立てを行う。
【11】囃子座下化粧板などを取り付ける。
【12】隅木の取り付け。
【13】唐破風(からはふう)の取り付け。みんなの息が合わないとうまく組み合わない。
【14】牛曳き用の轅(ながえ)を取り付ける。
【15】完成。
【16】蘭陵王像。