埼玉県立歴史と民俗の博物館
特別展「埼玉考古50選」にて 騎西城跡出土の考古資料100点展示!!
埼玉県内では、旧石器時代から近代に至るまでの数多くの遺跡がこれまでに調査されてきました。
そこで出土した、埼玉の歴史を考える上で欠くことのできない考古資料を厳選して紹介するのが今回の特別展です。
戦国時代に戦の舞台となった、本市の騎西城跡からは、戦の激しさを生々しく伝える多量の武器・武具、他にも生活用具の漆椀をはじめ様々な遺物が出土しています。
その中から、出土品としては全国唯一の「十六間筋(じゅうろくけんすじ)兜(かぶと)」(市指定文化財)や、弾丸や鏃(やじり)、金貨や茶の湯道具などの騎西城跡出土の考古資料100点が展示されています。
今回の展示は、「十六間筋(じゅうろくけんすじ)兜(かぶと)」を移動及び展示に耐え得る保存処理を施したことにより、多くの方がご覧になれる機会となりました。
この機会にぜひご覧ください。
荷札:騎西藩家老屋敷付近から出土。
江戸から送られたあわびの荷札。
戦国時代は、戦や祝宴にあたって、
干したあわびを食した。
1.日時
令和3年10月9日(土)~11月23日(火・祝)
月曜休館(11月1日、22日は開館)
9時~16時30分
2.会場
県立歴史と民俗の博物館(さいたま市・大宮公園) 特別展示室
3.展示資料
騎西城跡出土の考古資料 総点数100点
【展示資料(加須市)】
・市指定文化財「十六間筋兜」(障子堀の底から出土、全国唯一の例)
・武器(弾丸、火縄挟(ひなわばさみ)、鏃(やじり)、刀装具類(とうそうぐるい)・武具(兜の前立(まえだて)、馬の鎧)
・金貨 ・木製品(漆椀、荷札、櫛) ・茶の道具(湯釜、茶碗)
・陶磁器類 ・かわらけ など
※長竹遺跡出土品(埼玉県教育委員会蔵)も展示(縄文時代の犬型土製品など)